目次
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第二編
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第三章 議会と行政
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第三節 昭和二十七年の地方自治法改正
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(五) 区長選任の推移
三十二年の区長選任
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三十二年十二月の第五代港区長の選任もまた、少なくとも表面的にみるかぎり、紛糾をみることなく進められた。ただ、中西区長が前回の区長選任時にこれ一期をもって引退することを非公式に約していた。このため、保守系議員の多数は区政の刷新として、小田清一助役を区長候補者に推し中西区長との調整にてまどった。
だが、中西区長の引退表明があったため区議会は、三十二年十二月十三日に区長候補者を公募しこれに応募した小田清一を二十六日の第四回定例会本会議で、区長候補者に決定した。そして、都知事の同意を得た翌二十五日の定例会本会議で区議会は、全会一致をもって小田清一を区長に選任した。
32年12月の区長選任で用いられた候補者募集のポスター