都知事選挙

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【三十四年の第四回統一地方選挙】 三十四年四月二十三日の都知事選には、安井誠一郎知事は引退し、自民党推せんの東龍太郎、社会党公認の有田八郎のほか、肥後亨(諸派)、青柳長次郎(諸派)、貴島桃隆(無所属)、小長井一(無所属)、清水亘(諸派)、赤尾敏(諸派)、筑紫次郎(無所属)、浦野正孝(無所属)、平田宇宙(無所属)の一〇名が立候補した。しかし、この都知事選は事実上、東候補と有田候補の二人の競争であった。
 東候補は、一八二万一、三四六票を得て有田候補(一六五万二、一八九票)に、約一七万票の差で勝ち都知事となった。港区内から東候補は五万四、二二二票を、一方の有田候補は四万五、一三三票を得ており、区内における二人の票差は約九、〇〇〇票であった。