転地療養事業

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 昭和五十二年度の新規事業として、学童を対象に、空気清浄な自然環境のもとで規則正しい集団生活を送らせることにより、自主性のある生活習慣を身につけさせるとともに、病気を克服させる力を体得させることを目的として実施した。五十二年度は、静岡県西伊豆町で学童四三名が参加し、五十三年度は、千葉県富山町で学童四九名の参加のもとに六泊七日の日程で、この事業を実施した。
 五十三年度の例によると、転地療養事業参加後、八九%の児童が、ぜん息体操を継続しており、参加児童の保護者の四九%が自分の子供のぜん息にたいする考え方に変化がみられたとしており、事業の効果は大きかった。