(八) 港区の電報・電話の概況

1107 ~ 1109 / 1465ページ
【港区の電報・電話】 昭和五十二年(一九七七)度における電報の取扱状況をみてみると、圧倒的に東京三田電報電話局の取扱いが多いことがわかる。国際は三田局のみであるが、国内でみると、三田局の四七万九、〇六五の着信が目をひき、次いで赤坂局の着信が一〇万三、五八〇となっている。
 芝局は、発信においては、二、六一七と第一位を占めている。これらの数字からみると、電報はだんだん電話にとってかわられることが推測できるようである。
 その電話についてみると、都心部でも、銀座電話局が明治三十一年の開設でもっとも早いが、次いで開設されたのが当港区の芝局であり、明治四十二年であるから非常に早かったわけである。
 

表11 電報取扱状況

局  名国  内国  際
発 信着 信発 信着 信
東京三田電報電話局1,285479,06542
芝電話局2,61762,812
赤坂電話局902103,580
白金電話局194
電電公社
青山営業所
475

(注) ―印は,当事務を取扱っていない。


 

表12 電話施設状況

分局名住   所開局年月日加入
電話数
公衆
電話数
港区西新橋3―22―8明治42年6月1日38,604948
赤 坂港区赤坂2―17―28昭和5年8月24日37,372830
青 山港区北青山2―7―15昭和28年8月23日38,716624
白 金港区白金台3―14―6昭和31年7月15日28,447696
品 川品川区東品川3―28―22昭和42年4月23日4,903128
東渋谷渋谷区渋谷2―12―3昭和42年7月2日11,323140
東京三田港区芝3―7―1昭和3年4月17日36,120798
霞ヶ関千代田区内幸町1―1―6昭和32年12月10日25,538553
銀 座中央区銀座8―2―7明治31年10月1日4,271237

(注) 青山電話局と東渋谷電話局の営業窓口は電電公社青山営業所で,他は営業窓口を持っている。


 
 加入電話数では、圧倒的に港区が多いことが指摘でき、公衆電話数でも、都心部にあって最高の設置台数がみられる。
 経済活動の活発さが推測できるようである。