わが国の平均寿命が大幅にのび、世界でも有数の長寿国となったこんにち、高齢化社会のなかの老人問題としてさまざまな形でとりあげられている。このような時期に、高齢者がその年齢にふさわしい社会的能力を高め、積極的な生きがいをもとめることができる機会を提供することは、とくに緊急の課題となっている。近年、寿大学の出席者が毎回一〇〇名をこえ、しかも出席者のなかから自主グループが生まれていることは、そうした情勢を反映しているものとみることができるのである。なお、昭和五十一年度寿大学の学習内容は表34のとおりである。
表34 昭和51年度寿大学学習内容
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