目次
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第二編
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第八章 労働と福祉
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第四節 労働運動の発展と推移
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(七) 三〇年間を港区内で推移した「新産別」の動き
労組などの中央組織と港区
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【中央労働組織存在の歴史的要因】 ところで、港区には戦後労働組合の全国中央組織などが、なぜこのように多く集中したのであろうか。港区が東京という政治・経済の中枢に位置し、都心の一角を形成していることも否定できないが、歴史的要囚も無視できない。たとえば、戦前に旧総同盟本部があったことが現在の同盟を、協調会があったことが中央労働委員会を区内に存在せしめているといってよいであろう。