(3) 福祉年金

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【無拠出の国民年金】 福祉年金は、拠出制国民年金にたいして、無拠出制国民年金ともいわれ、国民年金発足時(昭和三十六年)に五〇歳以上で加入できなかった人、その時点ですでに母子家庭であったり、身心障害者であった人たちのために設けられた制度である。
 国民年金が発足してまだ日が浅いために、現在では年金受給者の約半数が福祉年金の受給者であるが、この福祉年金の種類と年金額は表8のとおりである。
 

表8 各年度末現在福祉年金受給権者数

  区分
年度
老 齢障 害母 子老齢特別
給付金

昭和四七
  四八
  四九
  五〇
  五一

五、〇四八
五、六八二
六、四四五
七、〇五六
六、八〇九

二二〇
二五七
二九二
三五二
三七〇








一、四四一
七一五



五、二七九
七、三八一
七、四五二
七、四〇八
七、一七九

 
【老齢福祉年金】 とくに、老齢福祉年金についてみると、区内の七〇歳以上の人口は、五十二年一月一日現在一万九五一人、六九歳人口は一三七六人で合計一万二三二七人である。このうちで老齢福祉年金の受給者は五四八二人(四四・五%)に上り、厚生年金など公的年金受給者が三八八四人(三一・六%)、十年年金・五年年金受給者一一九〇人(九・六%)となっている。