(六) 老人福祉

1341 ~ 1342 / 1465ページ
【老齢化社会の進行】 戦後の出生率の低下と医療・保健衛生の発達にともなって、老齢人口の増大傾向がつづいている。港区では、昭和三十六年一月に四・五%であった老齢人口が五十二年一月には九・〇%に増加している。
 従来の老人福祉対策といえば、老人ホームが中心であったが、昭和三十八年には老人福祉法が制定されて以来、具体的な施策もつぎつぎに登場している。
【老人医療の無料化】 そのなかで、東京都が「老人医療無料化」を国に先がけて実施するなど、自治体レベルでの施策も少なくない。
 最近では施設の充実とともに在宅福祉も重要視されるようになり、在宅老人のためのきめ細かい施策を相次いで実行に移している。港区の老人福祉の実情は、次のとおりである。
 

表9 区内老齢人口の割合

区の人口老齢人口老人の
割合
昭和35
  40
  45
  50
  52
255,655人
239,059 
226,176 
210,995 
203,853 
10,999
12,302
17,083
17,231
18,383
4.3
5.1
7.5
8.2
9.0