[目次]

第四編 近世 折込図版
第一編 序説 第一章 江戸幕府 江戸切絵図
第一章 位置・面積・地勢・地質・気象 第二章 町政
第二章 地域 第三章 戸口
第三章 芝麻布赤坂の三旧区名および港区名の由来 第四章 貢税と七分金積立
第二編 街史 第五章 産業・経済
第一章 市街発達の概要 第六章 教育・文化
第二章 各町の起源と変遷 第七章 交通、運輸、通信
第三編 原始時代、古代、中世 第八章 上・下水道
第一章 原始時代 第九章 災害、救済
第二章 古代、中世 第十章 寺社と信仰
第十一章 花街、娯楽
第十二章 幕末の諸事件と港区地域

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例言
目次
第一編 序説
  第一章 位置・面積・地勢・地質・気象  1
    第一節 位置  1
      位置と四隣
    第二節 面積  1
      各地区の面積
    第三節 地勢  4
      山手―下町―埋立地
    第四節 地質  4
      東京都全域と港区地層分布
    第五節 気象  12
      気温―天候
  第二章 地域  17
    第一節 地域のうつりかわり  17
  第三章 芝麻布赤坂の三旧区名および港区名の由来  21
    第一節 旧三区名の由来  21
       (一) 芝区
       (二) 麻布区
       (三) 赤坂区
    第二節 港区名の由来  29
第二編 街史
  第一章 市街発達の概要  31
    第一節 集落の時代  31
      先史・原史時代―古代(桜田・御田)―中世(飯倉・白金・柴浦・高輪・一ツ木・金曾木・阿左布・今井)
    第二節 江戸時代の市街  34
      初期市街計画―城下連接地帯―武家地(大名屋敷・幕臣邸地・幕府直轄地)―寺社地―町屋(古町・街道町・百姓町屋・飛地・拝領町屋・代地・門前町屋・京間と田舎間)―朱引内と御府内―里俗称―マチとチヨウ
    第三節 近代以降の市街  45
      維新後の町名区画変更―芝・麻布・赤坂三区成立―関東大震災前後―太平洋戦争前後
  第二章 各町の起源と変遷  51
      本章利用上の注意  51
    第一節 芝および高輪地区  51
    第二節 麻布地区  179
    第三節 赤坂地区  230
    付 一 外国公館  275
    付 二 指定文化財・史跡・天然記念物  276
    付 三 指定外史跡名所  296
    付 四 神社・寺院・主要墓・諸教会  303
    神社―寺院(主要墓)―青山墓地―神道・仏教・キリスト教・諸派系教会
第三編 原始時代、古代、中世
  第一章 原始時代  351
    第一節 地形の歴史  351
      日本列島の出現―第三紀の港区地域 第四紀(洪積世・沖積世)の港区地域―関東ローム層・東京層・有楽町層その他―海岸線の変化―地盤沈下―地質時代経過表
    第二節 先史時代・原史時代  366
       (一) 無土器時代  366
        周辺の旧石器時代遺物出土地
       (二) 縄文式土器時代  366
        早期・前期・中期・後期―各期の概観
       (三) 彌生式土器時代  376
       (四) 古墳時代  379
        丸山古墳群―亀塚古墳―その他の古墳―港区地域の古墳時代概観―平安時代住居跡
先史・原始時代経過表―遺跡遺物発見地分布図―遺跡遺物発見地名表―土錘の出土
 407
  第二章 古代、中世
    第一節 国郡郷制前後  407
       (一) 国造と四つの屯倉  407
        神話時代―国造建置―无邪志国造―直使臣と小杵の争―多氷屯倉
       (二) 国郡郷制  411
        武蔵国―豊島郡・荏原郡―御田郷―桜田郷―国分寺瓦
       (三) 桜田・御田・飯倉  417
        桜田(桜と田・桜川)―御田(公田・神領)―飯倉(穀倉・伊勢神宮御厨)
       (四) 武蔵の国勢  425
        武蔵の開拓(南漸・帰化人配置)―国分寺瓦―国級改定・租・健児―戸口―牧・海産物
    第二節 村落と駅路  428
       (一) 駅  路  428
        乗潴駅、豊島駅―武蔵東海道帰属―夷参・店屋・小高・大井・豊島駅―区内道路
       (二) 景観と竹芝物語  434
        更級日記―いゝさらふ―竹柴寺、亀塚、武蔵武芝
    第三節 武士の興起と江戸氏  437
       (一) 将門の乱と武士の興起  437
        新興勢力―武蔵武芝―烏森神社―源経基伝説(笄橋、一本松その他)―源二五郎の争―渡辺綱の伝説
       (二) 関東の豪族と鎌倉幕府の成立  443
        武家七党―秩父党―江戸の地名―江戸氏―桜田神社―源頼朝と芝大神宮―今井兼平・熊谷直実の伝説
       (三) 南北朝時代と長者の伝説  448
        金曾木―桜田氏―直義感謝状―江戸氏衰滅―芝浦反別銭―黄金長者・白金長者―江戸一族苗字書立
    第四節 太田・上杉・後北条氏の交代  457
       (一) 太田道灌と当時の景観  457
        関東の分裂―太田道灌築城―江亭記序その他―道灌伝説―道灌の死
       (二) 上杉・後北条高繩原の戦いと江戸落城  464
        上杉氏の江戸―今井村の土豪沢木氏―江戸攻略、高繩原の戦い―宇田川氏―北条氏の治政、柴金曾木
       (三) 後北条氏分国の成立  471
        小田原衆所領役帳地名氏名―浦賀番銭―吉祥寺文書―柴船―柴村新宿―吉良氏制札
       (四) 徳川氏の入国  485
        小田原城攻囲―江戸落城―秀吉禁制―家康江戸入決定
    第五節 寺社と信仰  487
       (一) 古  代  487
        麻布氷川社―稗田八幡―諸社寺―信仰の様相
       (二) 中  世  501
        熊野信仰―諸社寺―親鸞遊行―北条氏康の掟―石山戦争―秀吉禁制―板碑
第四編 近世
  第一章 江戸幕府  523
    第一節 徳川家康の入国と開府  523
      本編の趣旨―江戸時代の起点―徳川家康の入国と入国以前の国内情勢―家康の江戸城と関東八州の受領と江戸城下町の都市計画―家康と港区地域との関係―家康入国当時の港区地域の住民―入国当初の江戸城と増修―江戸時代の終局と最近世の発端
    第二節 江戸幕府の組織  538
      幕府の政治組織
    第三節 江戸城の拡張と港区地域の見附  540
      江戸城の完成とその状況―港区地域に関連の見附と門橋の沿革
    第四節 江戸市街の発展と港区地域  552
      江戸城下の発展と芝浦辺の埋立―江戸の上水―幕府の大名統制と類別―参勤交代と大名屋敷ー江戸の府内と府外―武家地、寺社地、町家地―貞享年間の港区地域の大名以下の屋敷表、慶応二年の同じく大名屋敷表
  第二章 町政  591
    第一節 町政と町奉行  591
      江戸の三奉行と町奉行の所管―町奉行の諸掛―天領地の郡代と代官
    第二節 町の自治と町役人  595
      江戸の自治制と町役人の種類と職務―町名主の種類と職務―家主と五人組―近世港区域の名主表
    第三節 警備  621
      自警組織と種類―辻番と自身番、木戸番、店番、中番とその職務番所―芝地区の諸番所の例表
    第四節 消防  640
      江戸の火事の原因―幕府防火対策と江戸の消防組織―
       (イ) 定火消
       (ロ) 大名火消
       (ハ) 方角火消
       (ニ) 各自火消
       (ホ) 町火消―大岡越前守の防火方策と町火消組織―港区地域の町火消の所属
    第五節 法規  664
      幕府の施政と上意下達―高札と町触―芝車町の高札の沿革と法文―浦高札―芝下高輪の高札紛失事件
  第三章 戸口  683
    第一節 人口調査の沿革と寺請制度  683
      江戸の戸口調査困難―
       (一) 人口調査の沿革
       (二) 宗門人別改―江戸の人口調査の初度―人別帳作成
    第二節 江戸の人口と住人の人別  690
       (一) 人口の変遷 
       (二) 住民の種別
    第三節 港区地域の戸口  698
      港区地域の推定人口と算出法―文政年間の町別戸数・推定人口表
  第四章 貢税と七分金積立  717
    第一節 貢税の種別  717
       (一) 公役
       (二) 国役
       (三) 浦役
       (四) 年貢
       (五) 車役―牛車と大八車
       (六) 運上・冥加金、御用金
    第二節 七分積立金と町費  740
      松平定信の寛政改革と町法改正―町費節約と七分積立金―籾蔵と積立金の利用―赤坂御手大工町の町記
  第五章 産業・経済  761
    第一節 農業  764
      百姓地とその町並地への変化―青物市と港区地域の前栽市
    第二節 商業  767
      株仲間―江戸商店の種類―芝地区の例
       (イ) 問屋
       (ロ) 両替屋(附)新銭座
       (ハ) 質屋 (附)古着屋
    第三節 工業  793
      家内工業と家人の内職
       (イ) 赤坂鍔 
       (ロ) 春慶塗 
       (ハ) 青山傘
    第四節 漁業  796
      芝浦の満干と魚介の種類―御菜浦と浦元―雑魚場の魚市―四十四浦と漁業三十八職―漁船の標識と無年貢船の印―献上肴の金納―印鑑問屋艀船問屋―漁船数、浅草海苔の養殖と採集製造
  第六章 教育・文化  809
    第一節 教育  809
       (一) 近世教育と幕府の教育機関―昌平校と藩校―寺小屋―武芸教育と砲術修業の奨励
       (二) 江戸藩邸内学問所―藩校 郷学
       (三) 寺小屋、私塾―江戸の寺小屋と教育内容―港区地域の寺小屋、私塾と維新前後私立小学校の表
       (四) 心学講舎―石門心学と心学講舎
    第二節 文化  824
       (一) 江戸時代の文化概観―儒学―国学―洋学―芸術・出版
       (二) 在住の諸家―一覧表―芝の先生小路―絵師戯作者
       (三) 書店―書物問屋―板木師刷師―岡田屋と西洋事情
  第七章 交通、運輸、通信  849
    第一節 道路、街道  849
      江戸市中の通路と家康入国の道順―高繩手の小径と厚木街道―東海道の開通―飯倉往還―駄馬乗人の禁止と定杭
    第二節 港湾  856
      芝浦漁民の海運の所伝―渡船―汐入河川の利用―湾内航行の目印と標燈
    第三節 河川、橋梁、堀割  859
      港区地域の河川 橋梁の種類 橋梁の架設修理の支出費 文政年間の橋梁表 白金御殿と新堀工事
    第四節 伝馬、助郷、駕籠、牛車、大八車  872
       (一) 伝馬、助郷―伝馬制と赤坂伝馬町の由来―芝地域の助馬数―日本橋品川間の駄賃―助郷制と港区地域の品川宿助郷役―助郷と雇場銭の備金
       (二) 駕籠―駕籠の種類―辻駕籠の公許―駕籠賃
       (三) 牛車、大八車―牛車と車町の起源―車町の役銀―大八車の考案使用
    第五節 飛脚、早打  883
      飛脚の種類と早打―定飛脚―町飛脚と料金
  第八章 上・下水道  887
    第一節 上水道  887
      大城下町経営と上水
       (イ) 玉川上水―玉川清右衛門同庄右衛門の篤志
       (ロ) 三田上水―白金細川高輪分水
       (ハ) 青山上水―上水の施設・水銀組合管理―慶応二年愛宕下上水樋組合の敷設出銀割合 
       (附) 井戸―港区地域の名水
    第二節 下水道  913
      下水施設と処置―浚渫と修理―芝車町の大下水―白金台町の悪水溜―河川利用と赤坂川の大下水―下水修理浚渫費の負担の一例―港区地域の下水施設表
  第九章 災害、救済  921
    第一節 火災  921
      火事は江戸の華と大火の落首―災後の警戒と救助―防火対策としての建築改良―建築の資材労銀の統制と諸例―火災と江戸図刊行―港区地域主要火災年表
    第二節 震災  937
      関東地方の地震帯―安政大地震―港区地域の被害―港区地域の主要地震年表
    第三節 水害、津波  941
      河川の増水、暴風雨、津波の被害―港区地域の主要風水災年表
    第四節 救済  943
      公私の災害救済―米穀の調節と資材調達の便宣―町会所の預金の利用―武家の救済と復旧支援―大火救済の諸例―饑饉救済の諸例―打こわしと警戒―窮民救済の土木工事―疫病流行の救護―水難救助
  第十章 寺社と信仰  963
    第一節 幕府の宗教政策と寺社の創建移転  963
      幕府の宗教政策―寺院の創建―キリシタン禁止と殉教―寺請証文・宗門人別改帳、壇家制度―寺院新建制限・停止―寺院の移建―寺院地区の形成―宗教の統制―神社と神道―外国公館
    第二節 徳川家と寺社  983
      増上寺・神明宮・愛宕権現・東照宮・その他―霊廟―瑞聖寺・氷川神社・東福寺その他
    第三節 武家と寺社  1006
      菩提寺・祈願寺―邸内社(水天宮・金刀毘離宮・鹽竈社・豊川稲荷など)
    第四節 一般民衆の信仰  1026
      門前の繁昌(岡場所・宮芝居・勧進角力・富くじ・祭礼・開帳・縁日など)―二十六夜待・伊勢詣―利益奇瑞信仰―稲荷社・修験道・教派神道
  第十一章 花街、娯楽  1059
    第一節 花街  1059
      江戸開府と花街の発達―港区地域の集娼地と寛政天保両改革
       (イ) 神明の蔭間と神明芸者―芝海老芸者の異称―江戸水茶屋三美女と神明のおはん―愛宕下の水茶屋のおせん
       (ロ) 高輪茶屋・高輪芸者―高輪の水茶屋と引手茶屋―芸者と茶屋の盛衰
       (ハ) 西久保八幡門前町、車町―西久保の売女―芝車町の根芋
       (ニ) 三田の三角、三田同朋町―三角の塵塚のお松―同朋町の売女
       (ホ) 赤坂溜池の麦飯―麦飯―湯女風呂―麻布の切見世―藪下の娼家
       (ヘ) 麻布の切見世
    第二節 芝居、寄席  1075
      江戸の芝居の沿革―新橋附近の小芝居―芝神明と西久保八幡の宮地芝居―神明の宮芝居の沿革―江戸の寄席と港区地域の寄席
    第三節 角力  1081
      角力の沿革と江戸の勧進相撲―神明のめ組の喧嘩
  第十二章 幕末の諸事件と港区地域  1087
    第一節 米使来航と品川台場  1087
      鎖国の夢とペリーの来航―江戸湾警備と芝高輪―品川台場構築と江川太郎左衛門―台場構築と第二第三台場の状況―台場の末路―(附)江川の芝新銭座砲術教場―江川流の考案―教場跡の利用
    第二節 外国使節の公館とその奇禍  1108
      安政条約と港区地域の使節の公館と外人応接所
       (一) 米使公館(善福寺)―浪士の襲撃―ハリス記念碑
       (二) 英使公館(西応寺、東禅寺)―第一回東禅寺事件―第二回東禅寺事件―御殿山公館の焼打
       (三) 仏使公館(真福寺、済海寺)―竹柴の遺跡と月の岬
       (四) 蘭使公館(真福寺、西応寺、長応寺) ―公館詰幕吏の報告
       (五) 露使公館(真福寺、大中寺宿坊、天徳寺)―ムラヴイエフの来航と樺太境界の談判―古典絵図の購入
       (六) 晋(プロシア)使公館(赤羽外人接遇所、春桃院)―ヒュースケン事件と光林寺の墓所
       (七) 瑞西使公館(長応寺)―使節アンベールの絵入日本記
    第三節 その他の諸事件  1124
      上野戦争と福沢諭吉の講義―上野戦争の背景―大政奉還と三田四国町の薩摩屋敷の焼打―鳥羽伏見の戦いと東征軍の進発
      芝薩摩屋敷の西郷勝の会見―江戸城下の無血授受―大総督宮の増上寺着陣―山内真乗院に滞営―彰義隊―慶応義塾の移転―戦争余波
折込図版
  江戸切絵図
    芝口南西久保愛宕下之図(安政二年)  96
    芝三田二本榎高輪辺絵図(安政二年)  144
    白金絵図(嘉永七年)  160
    東都麻布之絵図(嘉永四年)  224
    今井谷六本木赤坂絵図(嘉永三年)  240
    東都青山絵図(嘉永六年)  256
    港区町名索引図  272
    新添江戸之図(明暦三年)  544
    貞享上水図  912