原始・古代・中世 目次
口絵
ごあいさつ……1
刊行のことば……3
凡例……6
目次……7
原始
序 章 原始の港区域……17
第一章 港区の考古学研究史……25
第一節 近代考古学史の人びとと港区……26
一 坪井正五郎と鳥居龍蔵……26
二 元棚倉藩主・阿部正功の事績……28
第二節 大学と東京都教育庁の調査……31
一 大正から昭和戦前期の考古学調査……31
二 形質人類学者と発掘調査……33
三 明治大学と慶應義塾大学の調査……34
コラム 慶應義塾大学考古学研究室の人々……36
第三節 行政調査の時代……38
一 伊皿子貝塚遺跡の発掘調査―港区内最初の本格的な行政調査……38
二 変わる行政調査の主役―近世遺跡調査の始まりと展開……40
第二章 旧石器時代……43
第一節 旧石器時代の自然環境……44
一 気候と地形の変化……44
二 段丘面の形成……45
三 動植物相の変化……46
第二節 旧石器時代のくらし……49
一 旧石器時代前半期の石器文化……49
二 旧石器時代後半期の石器文化……50
三 遊動的狩猟採集生活のすがた……51
第三節 港区の旧石器時代遺跡……53
コラム1 広域テフラ火山灰……57
コラム2 炭素14年代測定法……58
第三章 縄文時代……59
第一節 縄文時代の自然環境……60
一 環境の変化と人びとのくらし……60
二 遺跡にみる縄文海進……61
第二節 縄文時代のくらしと文化……65
一 早期の人びとの活動……65
二 集落の発達……67
三 貝塚がつくられた時代……71
四 縄文時代の人びとの行方……80
第三節 港区の縄文時代遺跡……82
コラム1 旧石器時代と縄文時代の境界……86
コラム2 貝と魚の捕獲時期……87
第四章 弥生時代……89
第一節 弥生時代の自然環境……90
第二節 弥生時代のくらしと社会……93
一 弥生文化到来のころ……93
二 むらのくらしと社会……94
三 弥生時代の終焉と次代への胎動……101
第三節 港区の弥生時代遺跡……103
コラム プラントオパール……106
古代
序 章 古代の港区域……109
第一章 港区域の古墳時代……113
第一節 ヤマト政権下の武蔵……114
一 「あづま」とは……114
二 ヤマト政権の東進……116
第二節 考古学からみた古墳時代の港区域……123
一 港区内の古墳時代遺跡……123
二 芝丸山古墳群……126
三 亀塚……130
四 古墳時代のむらとくらし……133
第二章 律令制下武蔵の国郡制……135
第一節 武蔵国の設置……136
一 大化改新と初期律令国家……136
二 武蔵国の設置……140
第二節 武蔵国内に設置された郡郷……143
一 武蔵国内の郡の概要……143
二 荏原郡と豊島郡……144
三 桜田郷……148
四 御田郷……149
第三章 律令体制の整備と古代武蔵国の諸相・景観……151
第一節 考古学からみた古代の港区域……152
第二節 駅路と駅家……156
第三節 式内社……162
第四節 古代の物産と自然……165
第五節 『万葉集』にみる古代の武蔵国……168
第六節 『更級日記』の竹芝物語……170
コラム 伊皿子貝塚遺跡で発見されたウシの骨……175
第四章 古代末期の港区域とその周辺……177
第一節 平将門の乱……178
第二節 『今昔物語集』にみえる武蔵国と港区……183
第三節 飯倉御厨……185
中世
序 章 中世の港区域……189
第一章 武士社会の発展と武蔵国……195
第一節 武蔵七党と江戸氏……196
第二節 武蔵国の国守と守護……209
第二章 中世後期の港区域……217
第一節 南北朝時代の東国と武蔵……218
第二節 関東の戦国時代……227
第三節 小田原衆所領役帳……237
第四節 港区の城館……247
コラム 赤坂鐔……251
第三章 港区の中世寺院……253
第一節 東国の真宗と阿佐布門徒……254
一 法然と浄土宗……254
二 法然と親鸞……257
三 阿佐布門徒と善福寺……261
四 本願寺と善福寺……266
第二節 浄土宗の展開と増上寺……274
一 東国の浄土宗……274
二 聖聡と増上寺……278
三 徳川家康と増上寺……286
第三節 中世の板碑……290
参考文献……303
図版一覧……316
協力者・協力機関……318
監修者・執筆者一覧……319
関係者一覧……321