口絵
ごあいさつ …… 1
刊行のことば …… 3
凡例 …… 6
旧国名・現都道府県名対照表 …… 7
目次 …… 8
序章 近世の港区域 …… 15
第一節 近世の港区域と本書のねらい …… 16
一 江戸の成立と港区域 …… 16
二 近世編のねらいと構成 …… 22
第二節 近世遺跡の概要 …… 30
一 近世遺跡調査・研究の歩み …… 30
二 近世遺跡の概況 …… 33
第一章 都市開発と災害 …… 37
第一節 初期の都市開発 …… 38
一 江戸図から見る港区域の開発 …… 39
二 武家地 …… 61
三 寺社地 …… 75
四 町人地 …… 87
第二節 考古学で見る町づくり …… 95
一 低地と海浜部の造成 …… 95
二 高台の造成 …… 101
三 上下水道の整備と町づくり …… 103
第三節 人為的自然と災害 …… 115
一 港区域と火事・地震 …… 115
二 港区域と風水害・疫病 …… 129
コラムA 遺跡に残る災害の痕跡 …… 137
コラムB 宝永の富士噴火と火山灰について …… 140
第二章 武家地 …… 153
第一節 大名屋敷 …… 154
一 大名屋敷の性格と構造 …… 154
二 紀州藩徳川家赤坂中屋敷 …… 164
三 長州藩毛利家麻布龍土下屋敷 …… 171
四 八戸藩南部家上屋敷・中屋敷・下屋敷 …… 176
五 久留米藩有馬家芝上屋敷 …… 185
六 浜松藩水野家三田下(中)屋敷 …… 191
七 高松藩松平家目黒下屋敷 …… 194
八 大名屋敷の終焉 …… 197
コラム 愛宕山から見た武家屋敷の景観 …… 204
第二節 旗本・御家人屋敷 …… 206
一 旗本・御家人とは …… 206
二 旗本・御家人屋敷の分布状況 …… 209
三 旗本・御家人屋敷の種別と実態 …… 215
四 旗本・御家人屋敷の内部構造と利用 …… 224
第三節 愛宕下地域の旗本・御家人屋敷地 …… 229
一 愛宕下地域内の調査と地区区分 …… 229
二 〔芝口〕の旗本・御家人屋敷地 …… 232
三 〔愛宕下〕の旗本・御家人屋敷地 …… 236
四 〔西久保〕の旗本・御家人屋敷地 …… 242
五 愛宕下地域の旗本屋敷地の実態 …… 246
第四節 赤坂の武家地について …… 252
一 大名屋敷 …… 252
二 旗本屋敷 …… 268
三 御家人屋敷 …… 276
第五節 発掘された武家屋敷跡 …… 288
一 発掘された大名屋敷跡 …… 288
二 発掘された旗本・御家人屋敷 …… 295
第三章 寺社地 …… 311
第一節 近世の宗教 …… 312
一 宗教文化の成立 …… 314
二 幕府の宗教政策 …… 317
第二節 寺院の組織と制度 …… 323
一 寺院の概況 …… 323
二 本末制度 …… 327
三 寺檀制度 …… 330
四 触頭制度 …… 334
五 教学機関と教義・信仰 …… 340
六 寺院・僧侶の格式 …… 343
コラム 大名と大名家臣の菩提寺 …… 346
第三節 増上寺 …… 350
一 創建と江戸前期までに成立した伽藍や南の霊廟領域について …… 354
二 江戸中・後期-北の霊廟成立と増上寺景観の成熟 …… 365
三 境内地理と関係付属地 …… 374
四 山内寺院が伝える江戸の記憶 …… 382
第四節 神社の社会的展開 …… 407
一 港区域の神社 …… 407
二 赤坂氷川社・麻布氷川社 …… 409
三 芝神明宮と愛宕権現社 …… 416
四 修験 …… 420
五 稲荷 …… 432
第五節 港区の近世寺社建築 …… 436
一 時代的な変遷について …… 436
二 武家の庇護を受けた実相寺 …… 444
三 庶民信仰を伝える明王院本堂の天井画 …… 448
四 金刀比羅宮の銅鳥居に見る武家と町人 …… 450
第六節 発掘された寺院跡 …… 453
一 考古学でみる寺院境内 …… 453
二 増上寺徳川将軍家墓所の世界 …… 461
三 名のある人びとの墓・名もなき人びとの墓 …… 469
コラム 港区域の近世人骨研究 …… 475
図版一覧 …… 487
協力者・協力機関 …… 493
監修者・執筆者一覧 …… 495
関係者一覧 …… 497
〈近世 下巻〉
第四章 町人地・百姓地
第一節 町の営み
第二節 町屋敷を持つ
第三節 庶民の世界
第四節 商工業の賑わい
第五節 百姓地
第六節 発掘された町屋跡
第五章 文化
第一節 浮世絵を産む「場」としての芝界隈
第二節 年中行事と祭礼
第三節 信仰と行楽
第四節 寺社の興行
第五節 港区域の教育社会
第六章 幕末
第一節 江戸湾防備と内海台場
第二節 幕末の外国公館