私塾

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 港区域で開業した私塾では、福澤諭吉の慶応義塾と川崎魯助(ろすけ)の尚志堂(しょうしどう)の二校が、教師一〇名以上、生徒三〇〇名に達する大規模なものであった(表5-5-3)。私塾の成立は、手習塾よりも遅く、ほとんどが幕末期の創立である。  (工藤航平)
 

表5-5-3 港区域内私塾一覧(文部省編『日本教育史資料』より作成)