港区では、昭和五四年(一九七九)から、人権週間(一二月四日〜一二月一〇日)にあわせて「人権週間記念講演と映画のつどい」を開催し、人権尊重意識向上のための啓発活動を毎年行ってきた。また、これにあわせて「広報みなと」で人権週間特集記事を掲載してきた。このほかにも、平成二〇年度(二〇〇八年度)からは人権啓発パネル展を、同三〇年度から令和二年度(二〇二〇年度)は、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック開催に向けて様々な人権問題について理解を深めるため、人権連続講座による啓発活動を行なってきた。
また、法務大臣が委嘱する人権擁護委員が、人権に関する相談に応じる「人権身の上相談」を実施しており、毎年六月一日の「人権擁護委員の日」には、「特設人権相談」を実施している。さらに昭和五七年から五月一日〜七日の憲法週間にあわせて「憲法週間記念講演と映画のつどい」を開催し、憲法について考える機会も提供してきた。
そのほか、昭和五〇年一一月から五二年三月まで一五回にわたり、「広報みなと」に人権・同和問題記事を連載し、同和問題を正しく理解・認識するための啓発も行ってきた(連載記事は冊子にまとめられ、区民に配布された)。