平成六年六月、定住人口減少の原因やそれに関連する問題等を分析するとともに、定住人口確保のためのまちづくりを進めるために実施していた施策の進捗状況などをまとめた「港区定住白書」が発行された。白書は四部構成となっており、第一部では、定住人口減少の背景である、都心部の地価の動向、住宅に関する問題などについて分析し、第二部では、人口・世帯の推移、人口構成の変化や地域社会に関する問題などを取り上げた。第三部では、これまで区が行ってきた定住人口確保のための取組やその実績とともに、転出入者に対するアンケート調査の分析結果などを紹介した。第四部ではまとめとして、今後の定住施策の課題に触れる内容となっている。