地区版計画書の策定に当たっては、次項で説明する区民参画組織が中心的な役割を果たした。平成一九年、各地区の区民参画組織には延べ一一六人が参加し、地域の現状や課題、将来像などについて議論を行った。その成果は、各地区からの提言としてとりまとめられ、平成二〇年三月に発表された。平成二〇年四月からは、六二人の公募区民による「みなとタウンフォーラム」が開催され、六つの分科会に分かれて議論を行った。その成果は、各分科会からの提言としてとりまとめられ、平成二〇年九月に発表された。
また、より多くの区民の声を基本計画の改定に反映させるため、区民世論調査(平成二〇年二月)をはじめ、各行政分野における調査の結果が活用された。そのほか、平成二〇年一二月から二一年一月にかけて、「広報みなと」や区のホームページにより、素案に対する区民の意見を募集したり、各地区で区民説明会を開催したりするなど、きめ細かく区民の意見が集められた。さらに、地区版計画書素案においても、地区ごとに実施した区民説明会などにより、区民の声を反映するよう進められた。