総合支所の再編整備

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このように、区民参画・協働を得ながら総合支所を中心とした政策形成を進める一方で、区役所の組織改革も間断なく続けられていた。
平成二〇年七月、区役所・支所改革を一層推進する上での牽引役となる組織として、区役所改革推進本部を設置し、「総合支所中心の組織・執行体制の充実策」をとりまとめた。そして、平成二一年四月、それまでの改革の成果や効果を踏まえ、総合支所の再編整備が行われた。
まず総合支所内組織を三課一担当課長の体制に再編し、総合支所長の補佐機能や総合支所内の管理調整機能を明確にするとともに、政策立案分野と協働支援分野の連携を強化し、課題解決機能の充実・強化を目指した(図2-3-3-1)。
次に区役所本庁における支援部内組織の再編も行われ、①保健福祉支援部に生活福祉調整担当課長を新設し、区全体の生活保護業務などの支援・調整を担うこととする(芝地区総合支所の生活福祉担当課長を兼務)、②総合支所内組織の再編整備に対応し、障害者福祉に関する調整担当組織の新設や母子・女性相談における専門的支援体制の強化などにより、支援部側の機能を充実・強化する、③執行体制の簡素化・効率化に努め、管理職員などの人員増を招かないよう配慮することとされた。

図2-3-3-1 平成21年4月の総合支所内組織

「総合支所中心の組織・執行体制の充実策」(区役所改革推進本部、2008)から転載