平成二六年一二月、田町駅東口に港区最大規模の複合施設「みなとパーク芝浦」が開設された。この施設は、芝浦港南地区総合支所、消費者センター、男女平等参画センター「リーブラ」、港区スポーツセンターと、新規施設として介護予防総合センター「ラクっちゃ」からなる複合施設である。そして、区有施設の整備において区として初めて、基本構想・基本計画の検討段階から区民参画組織が参加し、その意見を反映させる形で計画を取りまとめたことにも特徴がある。
具体的には、六つの分科会を設置し、八七人の区民が参加。延べ一〇一回にわたる会議を開催し、例えば、交流コーナーの拡大や大幅に蔵書数を増やした図書資料室、安心と安全に配慮した相談室の設置などについて、区民の意見を反映させ、計画をとりまとめた。また、「みなとパーク芝浦」という呼称も、区民公募により決定した。