子ども・子育て支援事業計画で計画された事業だけでなく、平成二七年四月から二三区では初めての、兄や姉が認可保育園等に在園している場合の認可保育園等に通う第二子以降の保育料の無料化や、同年一二月からの居宅訪問型保育事業の開始、同二八年四月からの港区子育て支援員研修事業の開始など〝子育てするなら港区〟の実現に向けた諸施策が実施された。さらに、平成二九年四月に待機児童解消緊急対策として保育定員一〇〇〇人の拡大に取り組み、同三一年四月までに一一六八人の定員を拡大した。その結果、平成三一年四月一日現在の待機児童数ゼロを達成することとなった。
なお、達成後も引き続き子育て支援策は講じられており、例えば令和元年(二〇一九)一〇月から、三歳児クラス以上の港区保育室の保育料が認可保育園に合わせ無料とされたり、認証保育所・認可外保育施設、私立幼稚園の保育料に対して、施設等利用給付費の給付が開始されたりした。