高度経済成長期(昭和三〇~四五年)

220 ~ 221 / 403ページ
沖縄を除く四六都道府県の人口増加率と、各都道府県人口が全国人口に占める構成比を、高度経済成長期について示したのが、表3-1-1である。関東地方の埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県において人口増加率が高い。この一都三県の中では、神奈川県と埼玉県が、87・5%、70・8%と高く、東京都が41・9%と最も低い。関東地方に次いで、近畿地方の都市の人口増加率が高い。中でも大阪府が65・0%と最も高い。近畿地方に次いで、東海地方が高く、中でも愛知県が42・9%と高かった。これら三大都市圏以外の地域は、そのほとんどで人口が減少している。すなわち、この時期においては、三大都市圏以外の地域から三大都市圏へと、人口が移動していたことがわかる。
構成比についてみると、東京都が全国の人口の9・0%を占めており、四六都道府県中、最も構成比が高い。次は北海道の5・3%、そして大阪府の5・2%、福岡県の4・3%、愛知県の4・2%と続いていた。

表3-1-1 高度経済成長期の人口増加率と全国人口に占める構成比 

国勢調査データから作成