この改定は、計画目標が達成され通常事業化した二八事業を削除し、新たな行政需要に対応するため二九事業を新規に計画に入れるために行われたものであった。この間約一〇年間の基本計画では、コミュニティ道路の整備、小・中学校等の増改築、保育園・幼稚園の整備、特別養護老人ホームの設置、福祉施設の建設、新庁舎ならびに区営住宅建設など生活環境の向上に資する、いわゆるハード施策を重点的に展開した。
また、基本構想から予算までの流れについて、図6-3-1-1のような体系が示されている。基本構想によって基本的な方向付けをし、基本計画、実施計画といった形で具体化され、そして事業化・予算化されるというシステム(体系)ができあがったのである。 (佐藤公俊)
図6-3-1-1 基本構想から予算までの流れ
「広報みなと」昭和56年10月1日号掲載図から作成