前述のとおり平成一二年には都区制度改革が行われ、その結果翌年度の決算科目には環境清掃費が登場し、都市環境費がなくなる。また同年に介護保険制度が導入されたことにより自治体の事務として新たに介護サービス事業が加わったこともあり、平成一二年度には特別会計として介護保険会計が加わった。さらに老人保健医療制度が後期高齢者医療制度に切り替わったことに伴い、平成二〇年度から三年間、老人保健医療会計と後期高齢者医療会計が併存し、同二三年度からは後者に一本化されることになった。特別会計の規模は平成一二年度の三二三 億四四〇〇万円から同三〇年度の四六四億二三〇〇万円と一・四倍に拡大した。
表6-5-1-1 港区歳出予算額の推移(平成12~令和元年度)
各年度の決算報告書から作成。四捨五入のため、合計が一致しない場合がある