目次
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第六章 港区の税財政
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第五節 グローバル化と長期停滞の中で(平成一二~三〇年度)
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第二項 歳入
特別区債収入の大幅な減少
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この時期の一般会計の歳入構造の特徴として、特別区債による収入がほぼなかったことを最後に指摘しておきたい。これまでみてきたように、特別区債は港区にとってそれなりに重要な財源であり、歳入総額の一割以上を占める年度もあった。しかし、表6-5-2-1に示されているように、この時期において特別区債は、平成一二~一四および二三年度に歳入総額の1%未満を占めるに過ぎず、その他の年度においては収入はまったくなかったのである。