第Ⅱ期は、経済的には昭和三〇年(一九五五)に始まる高度経済成長とその果実によって、政治的には五五年体制下の保革伯仲の時代を背景に、社会福祉が目覚ましい拡大、発展を遂げ、日本における福祉国家体制を支える主要な制度として位置付けられるようになった時期である。