〔第三節 少子化の進行と港区教育の展開〕

233 ~ 233 / 339ページ
本節では昭和六〇年(一九八五)から平成一七年(二〇〇五)頃までの港区の学校教育と生涯学習の動向を述べる。
この時期の港区の教育における大きな課題は、人口減少に伴う学校の適正配置と統廃合をどのように進めるかであった。児童生徒数の減少によって、区としては統廃合を進めざるを得ない状況であった。その中で区は地域住民や保護者など関係者と協議を進めながら、適正な学校配置のあり方を探っていった。
社会教育においては、生涯学習体系への移行という国の方針を受けて、港区でも生涯学習推進計画が策定されるなどの諸施策が進められた。また、平成一〇年に港区立生涯学習センター「ばるーん」が設置されたことは、区の生涯学習施策の推進にとって大きな出来事であった。