生涯学習体系への移行

246 ~ 246 / 339ページ
一九八〇年代半ばに、国の臨時教育審議会が教育制度を生涯学習体系に移行することを提言するなど、生涯学習を推進する動きが強まった。昭和六三年(一九八八)に文部省の社会教育局が生涯学習局に改組され、平成二年(一九九〇)には東京都も社会教育部に代わり生涯学習部が設置された。同年には「生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律」が施行され、生涯学習体系への移行をふまえた組織や法律の整備が進んだ。
港区では、平成一〇年に社会教育課が生涯学習推進課に改組され、同一四年には社会教育係と青少年係が統合されて生涯学習係となった。また、生涯学習センターの設置や港区生涯学習推進計画の策定など、一九九〇年代後半から生涯学習施策に積極的に取り組んだ。