〔第四節 港区教育の現状と課題〕

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本節では、平成一七年(二〇〇五)頃から令和二年(二〇二〇)までの学校教育と生涯学習の動向を述べる。
この時期の港区では、一九八〇年代以降続いた急激な人口減少が底を打ち、逆に増加の一途をたどるようになった。区の大きな教育課題であった学校の適正配置は、統廃合ではなく児童・生徒数の増加にどう対応していくかが焦点となった。その中で区は引き続き幼・小中一貫教育などを推進するとともに、国際理解教育や情報教育など、様々な取組を進めた。
生涯学習に関しては、平成一八年度に区役所・支所改革が行われ、区の生涯学習・社会教育は教育委員会だけでなく区全体で支援する体制となった。また、区の生涯学習施設の運営に指定管理者制度が導入されるなど、生涯学習を取り巻く仕組みが大きく変化した。その中で、区は 平成二六年一二月に新「港区スポーツセンター」を開設するなど、生涯学習の充実に向けた諸施策を展開している。