平成二七年(二〇一五)二月、港区教育ビジョンの個別計画の一つとして、平成二七年度から令和元年度(二〇一九年度)までの六年間を計画期間とする生涯学習推進計画が策定された。策定の背景として、教育基本法をはじめとする国の改革、指定管理者制度の導入、区役所・支所改革など、二〇〇〇年代から二〇一〇年代前半の変化への対応が求められていたことがあった。
同計画では、「みんなと学びをつなぐまち」を目指すべき姿とし、基本目標として「生涯学習施設の充実」「学習機会の充実」「多様な学習資源を活用した循環する学びの構築」が掲げられた。
平成二九年度には「港区生涯学習推進計画の改定に向けたアンケート調査」を実施し、その結果をもとに、目指すべき姿と三つの基本目標を踏襲しつつ、区の生涯学習拠点機能の一層の充実を図ること、各ライフステージに応じ、新たな知識・技術を修得する学習環境を整備すること、学びの成果を適切に活用し、社会参画や地域社会の共助に向けた取組を強化することを計画の方向性として平成三〇年三月に改定を行った。