1)陸上植物の概要

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 港区の陸上植物は、平成20年度[実際には平成20年(2008)4月~21年6月]に実施された「港区生物現況調査(第2次)報告書」[平成22年(2010)3月に発行]によると、これまでにコケ類(蘚苔類と地衣類)52科130種、キノコ類(担子菌類)30科145種、維管束植物(シダ植物と種子植物)162科1,331種、合計で244科1,606種が知られている。
 そのうち、環境省のレッドリスト(RL)に掲載されている21種と東京都のレッドデータブック(RDB)掲載の57種からなる重要種は、重複している種があるため68種を数える。外来種は194種で、そのうち2種は外来生物法によって特定外来生物に指定されている。
 一方、国道や都道、区道における街路樹の調査(平成28年度に実施された「港区みどりの実態調査(第9次)報告書」)では、路線延長106,164mに12,146本が植栽され、樹種は19種以上を数え、壁面緑化調査では117か所6,170m2で6種以上が確認されている。