地形を観(み)る

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図1-2-1 芝地区周辺図
国土地理院(https://www.gsi.go.jp)陰影起伏図・標準地図をもとに作成


 
 港区は起伏の多いまちですが、地形図で表すと高低差が十分に伝わりません。図1-2-1は、国土地理院が公開している陰影起伏図と標準地図を重ね合わせた地図で、高低差が陰影により表現されています。図の右手中央に記されたJR浜松町駅の北口を出て西方に目を向けると、やや急な勾配の道路を80mほど歩くと、大門の交差点に向かってさらに緩やかに上っています。ここで第一京浜を越えてやや上り加減になっている大門通りを西に進むと、増上寺の三解脱門前に至ります。三解脱門をくぐった先の一段高い位置に増上寺大殿(本堂)が見えます。その裏手の台地は丸山や観音山などと呼ばれることがあります。東京タワーは、増上寺の西方高台上に建設されました。
〈→『自然編』 第Ⅰ章〉