樹林を形成する樹木は自然の状態に近く、スダジイやケヤキ、ムクノキなどが鬱蒼(うっそう)と茂り、これらの木々にはキビタキやオオルリなどの鳥類が好んでやってきます。少し低い木ではモチノキやアオキ、ヤブツバキが藪を形成し、メジロやアオジなどが生息しています。地表には落ち葉や枝などが積もり、その上にはハリガネオチバタケ(図1-3-3)が群生し、赤い実を付けたマンリョウ(図1-3-4)などが生育しています。池にはトンボの仲間が飛来し、早春にはヒキガエルが卵を産みます。
図1-3-2 愛宕神社
図1-3-3 ハリガネオチバタケ
図1-3-4 マンリョウ