都市型公園

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 芝公園や高輪森の公園(図1-3-8)、白金台どんぐり児童遊園などに代表される都市型公園(広く一般に開放・利用されている公園)は港区内に150か所以上あります。まだ若い植栽や草地などがありますが、利用者の安全を考慮して除草や剪定、害虫駆除、落ち葉掻きなどでしっかりと管理されています。また、踏みつけられても生育できるような、都市環境に適応した植物が生育しています。
 樹木はやや低く、エゴノキやサツキ、ユキヤナギなどが植栽されています。樹木にはヒヨドリなどが訪れ、外来昆虫のアオマツムシが生息しています。藪にはウグイスなどが訪れます。また、草地にはコケ類のキャラハゴケや昆虫類のウスイロササキリ、は虫類のカナヘビなどが生息しています。花の蜜を吸いにイチモンジセセリやクロアゲハ(図1-3-9)もやってきます。水辺には植物のカワヂシャやヒメガマが生育し、アオモンイトトンボ(図1-3-10)やハクセキレイがやってきます。
 

図1-3-8 高輪森の公園(高輪三丁目)

図1-3-9 クロアゲハ

図1-3-10 アオモンイトトンボ