まず目につくのは、外来種のムラサキイガイ(図1-4-11)やヨーロッパフジツボ、マンハッタンボヤなどの付着生物です。運河域での底生生物の4分の1は外来種が占めます。付着生物の間にはアベハゼやチチブなど、貧酸素・汚染水に強い魚類を見かけます。運河の中ほどでは大きなスズキやボラ(図1-4-12)などが遊泳しています。高浜運河にはホソアヤギヌという汽水性の貴重な藻類が生育しています。
図1-4-10 高浜運河
図1-4-11 ムラサキイガイ
図1-4-12 ボラ
コンクリートで囲まれた深い運河
図1-4-10 高浜運河
図1-4-11 ムラサキイガイ
図1-4-12 ボラ