第2節 縄文時代の海辺のすまい・野辺のすまい

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 これまでに、港区で発掘された縄文時代の住居跡は4軒で、ほかに住居跡とみられる竪穴(たてあな)が1基検出されています。時期ごとの内訳は、前期2軒(竪穴1基を含む)、中期2軒、後期1軒で、いずれも単独で発見されました。周辺にどれほどの住居がつくられていたかは不明ですが、大集落が営まれたとは考えられません。海辺につくられた敷石(しきいし)住居と、野辺につくられたすまいをのぞいてみましょう。