第3節 貝塚

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 東京湾内湾に面する港区域に住む人びとは、古くから豊かな海の幸を利用していました。縄文時代の貝塚はその証のひとつで、港区ではこれまでに8か所の貝塚が確認されています。この中には、存在が明らかでない貝塚や江戸時代以降の都市開発により消滅した貝塚もありますが、伊皿子(いさらご)貝塚や西久保八幡(にしくぼはちまん)貝塚の発掘調査により、縄文時代の人びとの暮らしの様子が少しずつわかってきました。