目次
/
第3章 古代
第1節 総説
46 ~ 46 / 278ページ
古墳時代から、貴族によって政治が進められた時代を経て、やがて武士が台頭する平安時代までを古代としてくくります。この時代は、一定の政治的制度のもとに初めて国家がつくられた時代です。3世紀に入り内乱が収まると、首長を中心とするクニがつくられるようになります。間もなく畿内にヤマト政権が起こり、その勢力は港区域にも及びます。ヤマト政権は王墓として前方後円墳をつくり出しますが、政権の勢力下に収まった地方豪族も自らの墳墓として前方後円墳を構築します。
伝芝公園出土人物埴輪 立正大学博物館所蔵