図3-2-1 昭和22年(1947)の芝公園南半
国土地理院空中写真をもとに作成
現在、芝公園には、都内最大級の前方後円墳といわれる芝丸山古墳が残存し、その周囲には、かつて10基余りの円墳が分布していました。近年、芝丸山古墳・円墳群については明治31年調査時の詳細な記録が明らかにされ、大正期から昭和50年代にかけて採集された埴輪の調査が進み、新しい知見が得られています。また、古墳である確証が得られていない亀塚に関しては詳細な試掘調査が実施され、古墳である可能性がより高まってきました。
海を望む地方豪族の墳墓
〈→『通史編』原始・古代・中世 「古代」第一章〉