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第4章 中世
第2節 荘園と公領―新たな土地制度
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芝大神宮(しばだいじんぐう)は、寛弘2年(1005)の勧請(かんじょう)と伝えますが、飯倉御厨(いいくらのみくりや)という伊勢神宮領荘園の鎮守でした。10世紀くらいから律令制は変質し、荘園に代表されるような中世の新たな土地が現れ始めます。国内の郡が分割されたり、郷が消滅し、新たな郷が誕生したりと、新たな行政単位が登場します。