江戸氏一族の書き立て

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図4-3-1 応永27年(1420)5月9日「江戸名字之書立」(米良文書)
東京大学史料編纂所所蔵写真 原本は熊野那智大社所蔵


 
 世界遺産で知られる和歌山県の熊野那智大社に伝わった「米良(めら)文書」に含まれた江戸氏一族の書き立てです。現在の東京都内の地名が多く見え、室町時代における江戸氏の広がりがわかります。そして、港区域は江戸氏の勢力範囲だったことがわかります。
〈→『通史編』原始・古代・中世 「中世」第一章〉