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第5章 近世
第11節 神社と祭礼――赤坂氷川社を中心に
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京都の祇園祭など、山車(だし)人形が列(つら)なる祭礼は地域の伝統行事であると同時に、内外からの観光客を引きつけてやむことがありません。かつて江戸の町も、天下祭として知られる山王祭・神田祭で賑わったことはよく知られています。港区域でも、この両祭に次ぐ規模を誇った赤坂氷川明神社の祭礼がおこなわれ、江戸の歳時記を彩る賑わいを見せていました。その様子を探ってみましょう。