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第5章 近世
第18節 品川台場―海上砲台の誕生
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多くの観光客で賑わう、港区台場。通称「お台場」の名で親しまれたこの場所は、嘉永6年(1853)6月3日のペリー艦隊来航を機に、幕府が築いた海上砲台・品川台場(内海御台場・品川御台場)に由来しています。江戸湾防備の拠点として当初11基(のちに12基)が計画され、わずか1年4か月の間に6基が竣工しました。機械のない時代に行われた大土木工事の様子を見ていきましょう。