図5-18-5は第三台場の平面図です。大砲を示す赤丸や三角の印が360度配置されています。大砲の数や種類は御台場や時期によって変化しますが、主に江戸や佐賀、水戸などで鋳造された大砲が30門前後ずつ配備され、周囲約1.5~3kmが直接防衛できる範囲になっていました。多くの藩士たちが警備のために御台場に詰め、外国船の脅威に備えていたのです。
(冨川武史)
図5-18-5 内海三番御台場全図(上・下)
2枚の図面をデジタル処理して結合
御台場の警備とその終焉
図5-18-5 内海三番御台場全図(上・下)
2枚の図面をデジタル処理して結合