第14節 東京大空襲と隣組防空群

214 ~ 214 / 278ページ
 木造家屋が密集する都市を敵の焼夷弾攻撃からどのように防衛するか。わが国の防空担当者が試行錯誤の末たどりついたのは、「防火第一主義」「自分の家は自分で守り他へ延焼させない」とする隣組防空群による初期防火体制の構築でした。「私たちは御国を守る戦士です。命を投げ出してもち場を守ります」(防空必勝の誓い)。空襲から逃げずにもち場を死守し、バケツと火叩きによる初期防火をおこなうための厳しい訓練が市民に課せられましたが、その結果はどのようなものだったでしょうか。