第2節 戦後真っ先に生まれた新橋の闇市

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 終戦直後から闇市と呼ばれる市場が港区の各地に生まれました。なかでも新橋駅前の闇市は、終戦の翌々日には2、3人の露店商が広場で品物を並べていたと言われ、東京でも一、二を争うほど早く生まれ、有数の規模を誇りました。その後、いくつかの闇市はただの露店から常設の店舗を備えていくようになります。本来、不法だったはずの闇市はなぜ誕生し、多くの人で賑わったのでしょうか。