目次
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第7章 現代
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第4節 住民による自主的なまちづくり―六本木の戦災復興土地区画整理事業
戦後復興区画整理事業の記憶
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図7-4-1 六本木交差点の記念碑「奏でる乙女」(六本木四丁目)
六本木交差点の北東に「奏でる乙女」像があります(図7-4-1)。像の説明には、戦災で焼失した郷土をいたみその再建を夢見る町民が協力して麻布第一復興土地区画整理組合を結成したこと、7年をかけて事業がようやく完成したことが記されています。江戸時代にどこからでも六本の松が見えたことから名付けられたという六本木が現在のように発展した背景のひとつには、住民による戦災復興のまちづくりがありました。
〈→『通史編』現代 第七章〉