全隈丘陵
全隈丘陵は,友部丘陵の北東に連なる標高80メートルから140メートルの第三紀の丘陵である。この丘陵では全隈から高根の谷を境にして,西部で120メートルから140メートル,東部で約80メートルと標高を異にしている。最高点は金山東部の140.2メートル(三角点)である。北西部は藤井川の支流の谷によって鶏足山塊と隔てられ,東部は那珂川右岸段丘の飯富台地に,南東部は赤塚台地にそれぞれ接している。浸食された谷底は,山地・丘陵の湧水による灌漑が行われて水田に利用されている。