低地の地質

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 那珂川低地の沖積層は,下市の標高10メートル位の所で,約80メートルの層厚をもっている。下部の約40メートルは砂礫層からなり,その上部は砂泥層からできている。上部の地層は,海水が谷に浸入した時の湾内堆積物や,旧湾底が那珂川の氾濫原となった時の堆積物などからなる。そして,この堆積物の上面が現在の沖積面である。