3 防備の訓練

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 第1回訓練

 水道防備に対する諸規程や人員編成も完成した昭和12年9月5日(日曜日)の午後5時,「水道非常防備心得」の第1条によって,市長より命令が発せられた。

    非常警戒命令書

  水道防備部長宛

  水道非常防備ノ為直ニ非常警戒ニ就クヘシ

   昭和12年9月5日

            水戸市長 中崎俊秀

 この指令は,水道課宿直員により10分間で電話と電報などを利用して,全職員に伝達された。指定位置に対する到着は浄水場係が23分で全員が完了したが,防備部員全体は約1時間かかった。夜間に入って,施設全体に灯火管制を実施し,各自が指定された施設などの操作や整備の演習をも展開した。これら指令の伝達,参集方法と時間,夜間の水道工作物操作など,各段階を確認して午後9時7分に第1回非常編成訓練は解除された。

 第2回訓練

 昭和12年の9月15日から同19日まで5日間,関東地方は防空演習が実施された。水戸市でも,これに合わせて非常時管制が各施設で実行されている。とくに水道課では,第1回訓練の成果を確認し,より適切な対応を確保するためにと,これに積極的に参加して非常防備の警戒体制の訓練を展開した。