市内に水道水を配水している鉄管は,年1回の洗浄を予定し,表「洗浄作業」によれば毎年10月に実施されている。
昭和8年には9月8日より同14日まで高区配水区域で,9月18日より24日までは低区配水区域で実施されることになった。この間に指定された地区は,夜の11時から翌朝の午前5時までは作業のため断水となることから,朝に使用する水量を夜の11時までに汲み置くように指導がある。なお,断水後に利用する場合は,約5分間は汚濁が流出するため放水を,その後は一時的な乳白色になることもあるがこれは空気の混入で問題はないと,水道使用者に注意をしている。
昭和9年10月のときには,第1日目の18日に配水塔下より谷中・栄町・大工町・泉町・南町・銀杏町の幹線を,第2日目(19日)は,金町・大町・元白銀町の幹線を,第3日目(20日)は旧常盤村地区,第4日目(21日)は高区配水区域の第1断水区,第5日目(22日)は第3・第4断水区,第6日目(23日)は第2・第6断水区,第7日目(24日)は第5・第7断水区,第8日目(25日)は第8・第9断水区,第9日目(26日)は第10断水区,第10日目(27日)は第11断水区と低区配水区の第1断水区,第11日目(28日)は第2・第3・第4断水区,第12日目(29日)は第6・第7断水区,第13日目(30日)は第10・第11断水区,第14日目(31日)は第8・第9断水区と,配水塔に近い所より遠方に,水の流れと同じ進行で作業を展開している。この作業順序は,その後もほとんど変更はなく続けられた。