1 水道の水ができるまで

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わたしたちがじゃ口をひねると,いつでもきれいな水が出てきます。この水はどこから来ているのでしょうか。


〇 じょう水場のはたらき

 じょう水場は,水道の水をつくる工場です。

 水戸市で使われる水道の水のほとんどは那珂(なか)川からくみ上げたものです。この水はこのままでは飲むことができません。じょう水場で水のよごれを取り,消どくしてみなさんが安心して飲める水にします。

 水戸市には開(ひらく)江(え)じょう水場,楮(こうぞ)川(がわ)じょう水場という2つのじょう水場があります。


開江じょう水場


楮川ダム・楮川じょう水場


〇 楮(こうぞ)川(がわ)ダムのはたらき

 水戸市には楮川ダムがあります。

 このダムは,普(ふ)通のダムのように川をせきとめて水をたくわえるのではなく,那珂川の水をポンプでくみ上げてためておくためのものです。水道の水をつくるためのダムであることも大きな特ちょうです。


〇 水を送る方法(ほうほう)

 じょう水場できれいにして,飲めるようになった水を,自然の圧(あつ)力やポンプを利(り)用して,みなさんの家庭へ送ります。

 高いところに大きなタンクをつくり,水をためて,自然の圧力を利用する方法(ほう)があります。開江・楮川浄水場,内原配水池がこの方法です。

 また,大きなポンプの圧力を利用する方法があります。常澄配水池がこの方法です。


楮川第二配(はい)水池


水を送るためのポンプ


Q どうしてダムが必要(ひつよう)なの?


A わたしたちの生活には,いつもたくさんの水が必要だからです。川の水の量(りょう)は季節(きせつ)や天候(てんこう)によってたえず変化しています。ダムをつくり,水をたくわえておけば,必要な時にいつでも水道などのために水を使うことができます。


水戸市のマスコットキャラクターみとちゃん