水戸市には,たくさんの人が生活しています。水が足りなくなってしまうことはないのでしょうか。
〇 使われる水の量の変化
町が発てんし,人口がふえてくると,使われる水の量(りょう)もふえてきます。今では水戸市のほとんどの人が水を使っています。
一人が使う水の量はふえ続(つづ)けてきました。
しかし,水を大切に使う人がふえてきたので,いまはへってきています。
昭和35年には,水道を使っている人は,水戸市の人口の半分程度(ていど)でした。
今では,ほとんどの人が水道を使っています。
〇 グラフからどんなことがわかるかな?
〇 水をくふうして使う
わたしたちが利(り)用できる川の水にはかぎりがあります。水はけっして無(む)げんではありません。
毎日のくらしの中で水を上手にくふうして,むだなく使うことが大切です。水をくふうして使うには,どのような方法(ほう)が考えられますか?
歯をみがくときはコップにくんで
水を出しながらみがくと30秒で6ℓ流れます。
コップ3ばい分の水を使ってみがくと0.5ℓですみます。
洗(せん)たくにはおふろの残り湯を
おふろの残り湯の半分を洗たくの「洗(あら)い」に使うことで,約90ℓの節約になります。2回の「すすぎ」は水道水でおこなうことで雑菌(ざっきん)もほとんど残りません。
水道水をおいしく飲む方法
塩素(えんそ)のにおいが苦手な人でも,水道水がおいしく飲める方法をいくつか紹介(しょうかい)します。お家でためしてみましょう。ただし,塩素の消毒(どく)効果(こうか)もなくなるので,早めに飲んでください。
○冷蔵(れいぞう)庫で一晩(ばん)冷やしておく。
○ヤカンのふたを開けて弱火で5分以上ふっとうさせる。
○レモン汁を数滴(てき)入れる。
じゃ口はしっかりしめましょう
糸じょうの水もれ(1か月で約6m3)
ポタポタの水もれ(1か月で約(やく)1m3)
じゃ口の開けしめを上手に
ちょっとひねって使うと1分間で6ℓ流れます。
いっぱいひねって使うと1分間で20ℓも流れます。
水道とペットボトル
水戸市の場合,水道水は1m3あたり約174円です。これを500mlあたりにすると約0.09円になります。500mlペットボトルの水は,100円前後でいろいろな種類(しゅるい)が売られており,持ち運びや保存(ほぞん)にとても便利(べんり)ですが,水道水はとても安く,また,ゴミもでないので,あサイフにも環境にもやさしいと言えます。
それぞれの良さをきちんと理解(りかい)して,上手に使いわけていきましょう。